サイディング外壁のメンテナンス|タイミングやメンテナンス方法は?

サイディングはメンテナンスの必要がないと思っている人も多いかと思います。しかし、定期的なメンテナンスをしないと、住宅全体の劣化へと繋がっていきます。ここではサイディングの種類別の寿命やメンテンナンス期間の目安、メンテナンスの方法などをご紹介します。メンテナンスが必要なサインも分かりますので、ぜひ最後までお読みください。

 

 サイディング外壁の種類・寿命

サイディング外壁の種類は、全部で4つです。種類ごとによって寿命も違いますので、種類と寿命についてご説明します。

 

サイディング外壁の種類

《窯業系サイディング》

セメント質と繊維質を主な原料としているサイディング素材です。

 

耐火性や耐震性に優れており、貼り付けやメンテナンスがしやすいため工期も比較的短いというメリットがあります。多く使われている種類で、デザインも豊富です。

 

《金属系サイディング》

断熱性や防音性に優れており、軽量でメンテナンスもあまり必要としないというメリットがあります。

 

凍害に強いため、寒冷地や気温差が激しい地域に向いています。デザインも豊富になってきており、使われる人も多くなっています。

 

《木材系サイディング》

木材を塗装して制作したサイディングです。木材独特のぬくもりを感じることができて、断熱性も高いです。しかし、吸水性も高く、メンテナンスも他の種類に比べて必要になるデメリットもあります。

 

《樹脂系サイディング》

アメリカでよく使われているサイディングです。塩害や凍害に強く、さびることはありません。とても軽量で変色など劣化しにくいという特徴があります。

 

サイディング外壁の寿命

サイディングの寿命は約40年ほどです。ただし、メンテナンスをしないと劣化が激しくなり、40年経たずに交換が必要になります。長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要です。種類によってメンテナンス期間の目安が異なります。

 

・窯業系サイディング:10年前後

・金属系サイディング:10〜15年

・木材系サイディング: 10年前後

・樹脂系サイディング:10〜20年

 

サイディング外壁のメンテナンス方法

1.塗装・補修

経年により色が薄くなっていくことがあります。塗装することでデザイン性を保ってくれるうえ、天候や紫外線などから守ってくれます。塗装が剥がれてしまうとそこからサイディングが劣化していくため、定期的に塗装し直すことをおすすめします。

 

また、塗装と同時に、コーキングやサイディングを固定している釘などの打ち替えも必要です。

 

2.カバー工法

今あるサイディングを撤去せずに、その上から新しいサイディングを重ね張りするメンテナンス方法です。撤去の必要がないため、費用や工期が比較的抑えることができます。塗装や補修では対処できない劣化が激しい場合に、カバー工法で施工されることが多いです。

 

3.張り替え工法

サイディングの状態が芳しく無く、外壁の内側になる下地や構造材まで劣化している場合に施工されることが多い工法です。雨漏りをしているときには検討しましょう。その名の通り、今あるサイディングを新しいサイディングに張り替えます。

 

下地までメンテナンスするため、雨漏りだけではなく耐震性なども保護できます。長年サイディングのメンテナンスをしていない人は、張り替え工法を検討してみてください。

 

【劣化かも?】メンテナンスが必要なサイン

チョーキング現象

チョーキングとは、外壁を手で触ったときに粉がつく現象です。その粉とは塗料に含まれていた顔料で、紫外線による劣化によって起こります。

 

チョーキング現象を放置しておくと耐水性が失われ、建物内部まで水分が侵入していまいサイディングが劣化していきます。チョーキング現象が起こったら、早めにメンテナンスを検討しましょう。

 

色落ち・変色・剥がれ

色落ちなども耐水性が劣化している状態です。色落ちを放置しておくと、外壁に反りや亀裂が走っていくため、ますます劣化していきます。反りや亀裂が走ってしまうとメンテナンスの程度も上がるため、費用や工期が延びる可能性があります。色落ちなどが見えたら、亀裂が走る前にメンテナンスを検討してください。

 

ひび割れ・欠け

耐水性が失われた結果、ひび割れや欠けが発生します。ひび割れや欠けが発生したら、すぐにメンテナンスをしてください。そのひび割れが原因となり、シロアリの発生や雨漏り、柱の腐食などが起こってしまいます。放置しておくと、家全体の劣化に繋がりますので要注意です。

 

ひどくなる前に!ぜひご相談ください

弊社ではお問い合わせいただくと、お宅に伺ってご相談や住宅の状態を見させていただきます。ぜひご連絡ください。

 

 

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