理想のロフトを実現する3つの観点【相場と注意点も解説】

今住まれている住宅でも、リフォームすることによってロフトがつけられるのかお悩みではないでしょうか。今回はロフトを増築するメリット・デメリットやロフトを増築する前に考えて欲しいことなどをご説明いたします。

 

そもそもロフトとは?

ロフトの定義

ロフトとは、部屋の天井付近に作られた部屋のような空間をいいます。例えば、高さのある部屋を区切ってロフトにリフォームする、または屋根裏を活用してロフトにリフォームするといったリフォームの仕方があります

 

空間のデッドスペースを活かしてロフトにリフォームすることで、新たな空間が生まれて、おしゃれなお住まいへと生まれ変わります。

 

ロフトのメリット・デメリット

・リフォームによるロフト増築のメリット

一番のメリットは、空間が生まれて住居スペースが増えることです。そこを収納スペースにする、新しい部屋にするといった活用ができます。間取りの変更など大掛かりなリフォームではないので、比較的安く部屋を増やすことができるのもメリットです。

 

・リフォームによるロフト増築のデメリット

ロフトへの昇り降りを階段ではなくハシゴにしてしまった場合、重たい荷物などを運び入れにくいというデメリットがあります。昇降時の危険性もあり、特にお子さんや高齢の方は注意が必要です。夜中に寝ぼけて、ハシゴから落ちてしまうこともあります。

 

また、ロフトは熱や湿気がこもりやすいので、リフォーム時に断熱や換気にも配慮した施工が必要です。これらの施工がないと、部屋として使いづらく、熱や湿気によって荷物が劣化しやすくなります。

 

ロフトに関わる法律上の規定

建築基準法では、ロフトは「天井高1.4m以下、面積は下の階の2分の1未満まで」と定められており、それらの規定を超えると居室としての増築になります

 

居室扱いになると増築部分が床面積に含まれるため、定められた容積率を超えて違法となることがあります。リフォームの際には、業者に確認するなど気をつけましょう。

 

また、自治体によって条例でロフトに対する規定が設けられていることがあります。ロフトの増築リフォームをする前に、自治体の窓口などで確認しておきましょう。

 

マンションにロフトは作れる?

天井までの高さがあれば、ロフトの増築リフォームが可能な場合があります。しかし、構造上の問題でロフトを支える柱を設置することができず、ロフトが増築できないこともあります。マンションでのリフォーム増築をお考えの場合、まずは構造の確認が必要です。

 

なぜロフトを作りたい?使用目的を明確にしよう!

用途ごとに必要な設備と相場は違う!

ロフトは広さや使用目的によってリフォームの内容が異なるため、費用には大きな幅があります。今回ご紹介する相場は一例として、リフォームの参考にしてください。

 

例1.室内の天井部分に2畳のロフトを増築:15万円〜

例2.床の張替えや内装を造作して屋根裏を6畳のロフトを増築:30万円〜

例3.壁面と屋根に断熱材を造作、コンセントなど電気配線を追加して部屋仕様として6畳のロフトを増築:80万円〜

 

物置にしたい

ロフトを増築リフォームして、物置など収納スペースにする人は多いです。先述したようにロフトは熱や湿気が溜まりやすく、収納しているものが劣化しやすくなります。リフォームの際には、断熱材、換気扇や窓の設置も同時に行うことがおすすめです

 

また、窓を設置すると日光による日焼けも起こりますので、カーテンやブラインドなどの対策も必要です。

 

子ども部屋として使いたい

お子さんが利用する場合、安全面を考慮して落下防止の柵や階段の手すりなどを設置しましょう。ロフトで飛び跳ねても大丈夫なように、部屋の床部分を補強するのも忘れないでおきましょう。

 

書斎・仕事部屋として使いたい

在宅ワークやオンラインでの仕事が増えた昨今、お住まいに書斎や仕事部屋が欲しいという人も少なくありません。この場合、コンセントや照明など電気配線の施工も伴うことがあります

 

寝室として使いたい

寝室の場合は特に断熱や換気の対策はしておきましょう。換気がされていないとカビが発生することもあります。健康面や衛生的にも考慮したリフォームが必要です。

 

使い勝手を左右する!ロフトをどこに作る?

リビングの近くに作る

特に子ども部屋として利用する場合、ご家族の目の届く範囲でお子さんの安全を見守ることができます。収納スペースとして利用する場合も、荷物の出し入れに便利です。

 

水回りの近くに作る

キッチンなど水回りに高さは必要ないため、ロフトが欲しい場合には水回りの近くに増築するのがおすすめです。

 

WICの上に作る

ウォークインクローゼットは高さがあるため、ロフトを増設しやすいです。ウォークインクローゼットがあっても実際は上の方に荷物を置かないことがあり、その部分をロフトにして部屋として活用する人もいます。

 

綿密な検討で、後悔しないロフト作りをしよう

ご家族の構成や生活様式の変化によって、お住いの使い勝手は変わっていきます。使用用途やリフォーム内容などをご家族とよく話し合った上で、ロフトの増築をしましょう。

 

弊社にご相談いただければ、無料でお住まいの現地調査やお見積をお出しします。

 

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